TOP > 借地、借家、離婚調停など法律についての基礎知識 > パートナーに不倫された場合、どうしたらいい? > 不倫をされてもしてはいけない行動とは
信頼していたパートナーに不倫をされ、裏切られた場合、相手に対しての怒りの気持ちが頂点に達し、様々な行動を起こす人がいます。
その気持ちは理解できますが、自分自身の今後の事を考えると、まずは冷静になってから行動をしたいです。
不倫をされた後に、自分がとった行動次第では、不倫をしたパートナー以上に自分自身が不利な立場に追い込まれてしまうこともあり得ます。
被害者であるはずの自分自身が、更なる不利益を被ることを防ぐためにも、軽率な行動は控えるようにしましょう。
例えば、暴力を振るってしまう、感情の赴くままに任せた、あまりにも激しい誹謗中傷ともなりかねない発言等、後々問題になりかねないことは控えなければなりません。
特に暴力をふるってしまうと、パートナーに大きな怪我をさせるおそれもあり、最悪、自分自身が逮捕されてしまう危険性さえあります。
冷静さを保つことは難しいですが、感情的になった心と頭を落ち着けることを意識すべきでしょう。
パートナーが不倫をした場合でも、その後夫婦の関係を修復して離婚を回避しようと考える場合もあるでしょう。
その場合でも、その条件として、様々なことをパートナーに対して求めることもあります。
確かに自分は不倫をされた被害者のため、パートナーに対して様々なことを誓約させたり、制限を設けさせたりと考えることもあるでしょうが、あまりにも度が過ぎていると、修復したい思いがパートナーには伝わらず、却って、自分が不倫をしたことを正当化されてしまうことにもつながります。
つまり「こんなに束縛が強く自分勝手な人だから、もともとやっていけるはずはない。自分が不倫してしまったのも仕方ない」等と言われかねません。
それでは全く意味がありませんから、必要以上の強要や、束縛することは控えたいです。
不倫された後は、どうしてもパートナーとともに行動をしたくない…と思うかもしれませんが、それでは修復することができません。
もう一度、パートナーを許し、夫婦関係を修復していくのか、それとも、離婚をするのか、じっくりと時間を掛けて考えるべきでしょう。