モラハラに一人で悩む前に


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モラハラの子どもへの影響が心配

モラハラの問題

モラハラの問題

モラハラは、自分ではなかなかに気づきにくく、それが問題でもあります。
そもそも、配偶者からモラハラを受けているとすぐに気づくようであれば、深刻に悩むこともなく、心が深く傷つけられてしまう以前に、性格の不一致であるとか、価値観が合わないなどということで速やかに離婚に向けて対応することができます。
また、モラハラと思われる言動があればその都度、反論することもでき、口論が増えても、お子様も両親のどちらの言っていることがおかしいのか、子供ながらに観察しており理解することができるでしょう。
問題は、なかなかモラハラを受け続けているということに気づかないまま、数年にもわたり、婚姻関係が継続してしまったときです。
そのような場合は、いつしかお子様も、モラハラ的な言動を繰り返す側の親の方が正しく、いつも言われている側の親の方がいけないのだと思うようになってしまう恐れがあります。
感覚が麻痺して、価値観が歪んでしまうのです。
しかし、途中で一方的にモラハラを受けていたのだと気付くことができれば、そのときから親子で意見交換をし、意思疎通をしていくことで、時間はかかっても、お子様の感性を正常に戻すことは十分可能です。

モラハラが与える子供への影響

モラハラが与える子供への影響

親としても、配偶者から日常的にモラハラな言動を繰り返し浴びせられていたのに、それがモラハラであることに気付かずに数年過ごしていることも多いでしょう。
そのため、お子様の価値観の歪みがすぐに正常に戻る方がおかしいのです。
短気を起こしてお子様を非難したり、責め立てたりしてはなりません。
お子様と根気よくコミュニケーションを取り、モラハラについて理解してもらえるように努めましょう。
しかし、モラハラを受け続けていることに、気づかないまま時間が経ってしまったようなときでも、実はお子様はよく観察していて、配偶者が理不尽なだけであるということが最初から分かっている場合も少なくありません。
親からするとお子様への影響は心配になりますが、意外にお子様がしっかりしている場合も多く、必要以上にご心配ばかりされる必要はないでしょう。